
【大人の読む漫画注意】シマウマとBLACK BRAINの類似点について

痛かったり倒錯的だったり裸が出る作風の漫画なので、苦手な方は描写に注意。
内容的にネタバレありきのエントリーになるので、未読の方は読まないほうがいいかも。
小幡文生の「シマウマ外伝 廃品回収」という作品。内容は復讐モノで、「闇金ウシジマくん」に大人の要素を加えてキツい描写をより直接的にした感じ。
なかなかおもしろかったので、その後本編のシリーズも読んでみた。
読み進むうちに気になる話があった。小幡文生の「シマウマ 5巻:CHAPTER-8 ノゾクモノ」から6巻の中ほどまで続く一連の話。
これとそっくりな話を知っている。サガノヘルマーの「BLACK BRAIN (ブラックブレイン) 2巻:第17波 フクコのフクは幸福の福」から「26波 バイバイブス」までの一連のエピソードだ。
上記のストーリーはこの巻一冊に収まっている。
以上の点が「シマウマ」と「BLACK BRAIN」どちらにも出てくる共通の場面。
「BLACK BRAIN 2巻」の初出は講談社ヤングマガジン1994年第38号、第40号~第52号の掲載作品。コミックスは1995年1月9日初版発行。
「シマウマ 5巻」のほうは少年画報社ヤングキング2012年第9号~第17号、の掲載作品。コミックスは2012年9月10日初版発行。「シマウマ 6巻」は同誌2012年第18号~第24号掲載作品。コミックスは2013年1月7日初版発行。
こんな倒錯的な内容がなぜか一致することってあるんだ!
奇跡のような符号っぷりだ。やっぱり過激な描写を好む作家の先生達は考え方が似てくるのかな。…パクリ?まさかまさか。たまたまに決まってるだろう。
サガノヘルマー先生も小幡文生先生も大好きです。これからもおもしろい作品を読ませてください!
ネタバレしますと宣言してるけど、以下はストーリーの肝心な部分を。
6巻の中で、キイヌが死んだと見せかけてそれはキイヌそっくりに整形したキイヌの手下、というネタを出したこと。
これはやっちゃダメだったんじゃないか。今後誰が死んでもどんな危ない目に遭っても、「どうせ手下だろ」になってしまう。
「シマウマ」はそれをやってしまった。今後はどんなストーリーになっても緊張感を感じることはないだろう。
小幡文生先生のシマウマは、橋本一監督のもとR15+指定で実写映画化が決まったそうだ。5月21日から全国公開予定となっている。
クールに見えて実はすごく裏がある役には日南響子。自分の体とお薬を武器にするキイヌという役柄。漫画ではトイレで襲われたり複数の男を取っ替え引っ替え絡むシーンとかあったのだが、大丈夫なんだろうか。
日南響子は映画「桜姫」で濡れ場を演じているのだが、それはギャグみたいなシーンだった。ギャグ漫画でふざけてやる「あは~ん、うっふ~ん(はぁと」を実写化したようなやつ。ビジュアルがいいだけに演技が追いついていないのが残念。幸の薄そうな彼女のルックスは悲劇的な物語で活きるだろうに。
実写化ということで、どれだけリアリティを感じさせてくれるものになるのか。是非ともしっかり再現して欲しい。過激な描写だけを売り物にしたがっかりな内容にはならないようにお願いしたい。

内容的にネタバレありきのエントリーになるので、未読の方は読まないほうがいいかも。
■小幡文生の「シマウマ」に見つけた気になるエピソード
刺々しい表紙が目に刺さってきたので、気になって読んでみた。小幡文生の「シマウマ外伝 廃品回収」という作品。内容は復讐モノで、「闇金ウシジマくん」に大人の要素を加えてキツい描写をより直接的にした感じ。
なかなかおもしろかったので、その後本編のシリーズも読んでみた。
読み進むうちに気になる話があった。小幡文生の「シマウマ 5巻:CHAPTER-8 ノゾクモノ」から6巻の中ほどまで続く一連の話。
これとそっくりな話を知っている。サガノヘルマーの「BLACK BRAIN (ブラックブレイン) 2巻:第17波 フクコのフクは幸福の福」から「26波 バイバイブス」までの一連のエピソードだ。
上記のストーリーはこの巻一冊に収まっている。
■シマウマとブラックブレインの類似点
以下、箇条書きで類似していると思った点を記す。冒頭でも述べたが、以下はネタバレあり。- エピソードの中心キャラが太ってブサイクな女性
- 彼女は学校の男から弄ばれていた
- そのブサイクがミステリアスな美女と出会い、彼女に導かれて整形することに
- ブサイクと美女が一緒にベッドへ
- ↑の前にブサイクが恥ずかしそうに体を手で隠すポーズがほぼ同じ (左右の手が入れ替わっているだけ)
- 整形手術の結果、面影がなくなりナンパされるほどキレイになる
- ブサイクに近づいた美女には彼女を利用しようとする思惑があった
- ブサイクが美女の仕事を手伝うようになる
- ブサイクが自分を弄んだ男に復讐を決意
- ブサイクが弄ばれた男に接近
- ブサイクが男を弄ぶ (シマウマではその男、ブラックブレインでは別の男)
- ブサイクを弄んでいた男はひどい目に遭わされる
- キレイになったブサイクが調子に乗り始める
- ブサイクが複数の男を手下のように扱う
- ブサイクが裏切る
- ブサイクの整形が崩れてバケモノのような容姿になる
以上の点が「シマウマ」と「BLACK BRAIN」どちらにも出てくる共通の場面。
「BLACK BRAIN 2巻」の初出は講談社ヤングマガジン1994年第38号、第40号~第52号の掲載作品。コミックスは1995年1月9日初版発行。
「シマウマ 5巻」のほうは少年画報社ヤングキング2012年第9号~第17号、の掲載作品。コミックスは2012年9月10日初版発行。「シマウマ 6巻」は同誌2012年第18号~第24号掲載作品。コミックスは2013年1月7日初版発行。
こんな倒錯的な内容がなぜか一致することってあるんだ!
奇跡のような符号っぷりだ。やっぱり過激な描写を好む作家の先生達は考え方が似てくるのかな。…パクリ?まさかまさか。たまたまに決まってるだろう。
サガノヘルマー先生も小幡文生先生も大好きです。これからもおもしろい作品を読ませてください!
■「シマウマ」の禁じ手
もうひとつケチつけるなら、「シマウマ」は禁じ手を使ってしまった。ネタバレしますと宣言してるけど、以下はストーリーの肝心な部分を。
6巻の中で、キイヌが死んだと見せかけてそれはキイヌそっくりに整形したキイヌの手下、というネタを出したこと。
これはやっちゃダメだったんじゃないか。今後誰が死んでもどんな危ない目に遭っても、「どうせ手下だろ」になってしまう。
「シマウマ」はそれをやってしまった。今後はどんなストーリーになっても緊張感を感じることはないだろう。
■祝!「シマウマ」映画化決定
●小幡文生「シマウマ」映画化!竜星涼、須賀健太、日南響子、加藤雅也ら出演 - コミックナタリー小幡文生先生のシマウマは、橋本一監督のもとR15+指定で実写映画化が決まったそうだ。5月21日から全国公開予定となっている。
クールに見えて実はすごく裏がある役には日南響子。自分の体とお薬を武器にするキイヌという役柄。漫画ではトイレで襲われたり複数の男を取っ替え引っ替え絡むシーンとかあったのだが、大丈夫なんだろうか。
日南響子は映画「桜姫」で濡れ場を演じているのだが、それはギャグみたいなシーンだった。ギャグ漫画でふざけてやる「あは~ん、うっふ~ん(はぁと」を実写化したようなやつ。ビジュアルがいいだけに演技が追いついていないのが残念。幸の薄そうな彼女のルックスは悲劇的な物語で活きるだろうに。
実写化ということで、どれだけリアリティを感じさせてくれるものになるのか。是非ともしっかり再現して欲しい。過激な描写だけを売り物にしたがっかりな内容にはならないようにお願いしたい。

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