【JeSU】ウメハラ氏が日本eスポーツ連合プロライセンスを「受け取った」ことと取得条件のあいまいさについて| 他

■【JeSU】ウメハラ氏が日本eスポーツ連合プロライセンスを「受け取った」ことと取得条件のあいまいさについて

●高橋名人×ブンブン丸×ウメハラ:eスポーツ座談会──名人ブームの影響からプロライセンス発行の本音まで - 1/2ページ
●高橋名人×ブンブン丸×ウメハラ:eスポーツ座談会──名人ブームの影響からプロライセンス発行の本音まで - 2/2ページ

ウメハラ氏がプロライセンスを受けた意図とは

──そんななか、ウメハラさんは『ストリートファイターV』でプロライセンスを取得されましたね。
ウメハラ氏: 貰いましたね。

 今回のプロライセンスが若い世代が活躍するための原動力になるんだったら、僕が水を差さない方がいいのかなって。だから僕自身が貰って大事にするっていう事じゃなくて、断ることでケチがつくと思ったんですよ。団体の思惑がどうであれ、喜んでる若者がいるはずですので。

 ただ……それらを踏まえて受け取ったものの、今でもどうしようかなあと思ってますね。


非常に長く、話題があちこちに飛ぶエントリーなのでページ内検索推奨。
引用のウメハラ氏の発言部分は2/2ページより。

ウメハラ氏は、「ライセンスを取得した」や「ライセンス取得に必要な講習を終えた」などではなく「貰いましたね」「受け取った」とわざわざ言い換えて表現している。この言葉選びには「自分から欲しいと言った訳ではなかったけど…」というニュアンスを感じる。
プロゲーマー認定制度ライセンスに対しても、きちんと納得して受け取ったものではないようだ。

「プロゲーマー」の先駆けであり現役のe-Sportsプレイヤーであり国内外に強い影響力を持つウメハラ氏に対しても、日本eスポーツ連合(JeSU)は氏が納得するような説明ができていないということになる。
ウメハラ氏はプレイヤーとしてはトップレベルだが、組織運営や関連法規の専門家ではない。つまりJeSUにとってはいくぶんか「説得しやすい相手」のはずなのだが、それでも座談会で『今でもどうしようかなあと思ってますね』という感想が出るくらいには疑問が残るものだったようだ。

そもそもの話をすれば、本当にゲームプレイヤーを支援する組織なのだとしたら、プレイヤーがこうしたことで頭を悩ませる事がないように懸念点や法律面、制度上の問題を潰していくことこそが最大の仕事ではないのだろうか。
ウメハラ氏を始めとしてJeSUに対しての疑問が払拭できていないプレイヤーは相当数いると思われるが、そうした疑問が出るのなら説明が足りていないし、その疑問を持った時点でそれらプレイヤーのJeSUへの信頼感は薄れるだろう。

また、ウメハラ氏の発言からもわかるとおり、JeSUのプロゲーマー認定制度ライセンスはJeSUの思惑次第で自由に発行できるもののようだ。そして「自由に発行できる」ということは、「発行しない自由」も持っているということでもある。
高額賞金大会やそれから得られる実績はe-Sportsプレイヤーにとっても一定のモチベーションとなるものだが、JeSUはそれらを餌に立場の弱いプレイヤーの動向をある程度コントロールできることになる。「JeSUの機嫌を損ねれば大会に参加できない」となれば、表立って声を上げられない現役プレイヤーがいてもおかしくはない。
これらの悪用を防ぐためには、第三者による監視と明確なライセンス取得規定がされるべきなのだが、その辺の事情はいまいちあいまいなままだ。

●ライセンス制度 | 一般社団法人日本eスポーツ連合オフィシャルサイト

●プロゲーマーの定義

「プロゲーマーとは」
- プロフェッショナルとしての自覚を持つこと。
- スポーツマンシップに則り、プレイすること。
- プレイ技術の向上に日々精進努力すること。
- 国内eスポーツの発展に寄与すること。

●ライセンス発行対象者

以下、全てを満たす者を対象にライセンスを発行します。

  • - 前述のプロゲーマーの定義に誓約していること。
  • - 当連合公認大会において公認タイトルの競技で優秀な成績を収めること。
  • - 当連合の指定する講習を受けること。

●例外的ライセンスの発行について

「実績保有者へのライセンス発行」

ライセンス発行開始時から過去にさかのぼり、公認タイトルの大会で著しく優秀な成績を収めている人には、例外的にプロライセンス及びジュニアライセンスを発行します。
※但し、発行にはIPホルダー※の推薦が条件となります。

※IPホルダーとは:
ゲームタイトルの著作権(Intellectual Property)を保有する者(Holder)で、主にゲームメーカーのことを指します。


最初の『●プロゲーマーの定義』からして精神論であり、これを満たすためにどうすればいいかがさっぱり見えてこない。
『●ライセンス発行対象者』『- 当連合公認大会において公認タイトルの競技で優秀な成績を収めること。』とあるが、『優秀な成績』がどの程度を指すのかは不明だ。優勝すればいいのか、準優勝クラスまでなら対象となるのか、またそれらの成績は一度取ればいいのか、何度か繰り返し取る必要があるのか。そして、それらを『優秀な成績』と判断するのは「誰」なのか。
これらの定義は、明確に数値化されることが尊ばれるe-Sportsの世界にはそぐわないようにも感じる。

もっとも、あいまいに定義しなければならないJeSU側の事情もわからなくもない。ゲームタイトルは膨大な数に上り、ゲーム性もそれだけ多岐にわたる。あるゲームでの基準が他のゲームにも適用されるのが適切か、という部分は考慮の余地がある。
しかしプロライセンスの付与を「タイトルごとに」と決めたのは他ならぬJeSUなのだから、ここはJeSU自ら説明する責任があるはずだ。

また、冒頭には『現状、以下の定義や条件でプロライセンスの発行を予定しています』としっかり逃げ道が打ってあり、JeSUの定義する条件を満たしたとしても「その予定でしたが変更されました」と跳ねつけられることもあり得る。

これらの「あいまいさ」をうまく使えば、JeSUは自分達に都合の良いゲームプレイヤーだけを囲い込み、都合の悪いプレイヤーは締め上げる、ということが可能になる。
JeSUがそれをやらないと誰が断言できるのだろうか。


■e-Sportsあれこれ

●レインボーシックス シージ: 闘会議2018「PS4版国内最強チーム決定戦」優勝チーム“RiZE”は非ガチクラン?まったりインタビュー | EAA!! - FPS News

記者:これからプロライセンスも誕生して、もっともっと盛り上がっていくと思いますが、まだプレイしたことのない人にシージの面白さを伝えてください。


プロライセンスの話にも関わらず、そのライセンスを管理する「日本eスポーツ連合(JeSU)」の文字はどこにも見当たらない。「EAA!!」サイトはやはり「日本eスポーツ連合」の名前は出さないという方針のようだ。

●野良黒 「闘会議2018 CoD:WWII」のニュースから「日本eスポーツ連合」の文字が消える| 他

こちらで取り上げた際にもその姿勢はうかがえる。


●平昌五輪公認「eスポーツ大会」は、オリンピック種目への採用に向けた「新たな一歩」を踏み出した|WIRED.jp

「Intel Extreme Masters(IEM)」の平昌大会で優勝を果たしたサーシャ・ホースティン。ゲームIDは「Scarlett」だ。


そうか、オリンピックに類するような国際的な大会だと本名登録必須か。こういう部分でも日本の匿名文化とは折り合いが悪そうに思える。
つくづく日本はe-Sportsに向いてない。

彼女はeスポーツのメジャー大会で優勝した初の女性になっただけでなく、オリンピック公認として初めて開かれたeスポーツ大会のチャンピオンとなった。


e-Sportsは男女比が偏ったコンテンツなのでどうしても注目が集まる部分。意識高い方向に考えるのではなく、上手に利用して欲しい。


■ゲームあれこれ

●PS4『ワンダと巨像』原作には存在しない秘密の部屋が発見される。リメイク版の知られざる隠し要素がドラマを生む | AUTOMATON

サスペンス小説みたいな謎解き話。発見者のPS4Trophies氏は本当にこのゲームが大好きなんだなと感じられるエントリー。
ネタバレを示唆する内容で、ネタバレ動画への文字リンクもあるので見たくない人は要注意。


●『Dead Dozen』アルファテストが約1か月間、計5回の延期を経てようやく開始。人間として死にグールとして生き返る非対称マルチプレイホラー | AUTOMATON

チーム制と物資を使ったストラテジー要素が強いみたい。
筆者はひとりで好き勝手に暴れたいので好みとは違うみたい。


■エンタメあれこれ

●山中伸弥さんが羽生善治永世七冠に聞いた「AIと将棋の未来」(山中 伸弥,羽生 善治) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

山中 ここ数年、将棋のソフトが急激に強くなっているのは何か理由があるんですか。

羽生 「ギットハブ」(GitHub)というサイトがあるんです。ギットハブはソフト開発プロジェクトのための共有ウェブサービスです。将棋ソフトはほとんどがギットハブに載っており、オープンソースなので、誰でも自由にそれを使って分析や研究ができるようになっています。

羽生 それが可能だったのは、実は「将棋ソフトを売る」マーケットが十年くらい前になくなったからなんです。強すぎて誰も買わなくなりました。マーケットがないので利害関係がない。だったら、いっそのことオープンソースにして、みんなで自由にどんどん進化させようという流れになったんです。


「マーケットがなくなる」という流れになれたのも、将棋というコンテンツが特定企業のものではなく、パブリックなものだったからかもしれない。

他にもAIに関した話が出ていたが、羽生善治氏の着眼点はどれもおもしろい。山中伸弥氏はずっと聞く姿勢を保っていてそれが良いリズムになっていた。
聞き上手は話し上手と言うけれど、こういうことなんだろうか。


●政府が小説や音楽の著作権保護期間を作者の死後70年に延長する方針と報じられる | スラド YRO
●TPPの著作権保護期間20年延長で「青空文庫」はどうなる? | THE PAGE(ザ・ページ)

こちらもフリーコンテンツの話。
青空文庫側の姿勢としては一貫して「著作権の保護期間延長に反対します」というものだそうだ。


■PC / ITあれこれ

●この先YouTubeは、不快なビデオを投稿するチャネルの広告を剥奪し発見性を低下させる | TechCrunch Japan

『YouTubeが概説した制裁手段の完全なリスト』が示されている。

  1. プレミアムマネタイズプログラム、ならびにプロモーションとコンテンツ開発パートナーシップ:Google Preferred(Google推奨)からチャンネルを削除し、作成者のYouTube Originalを一時停止、キャンセル、削除することがある。
  2. マネタイズとクリエイター支援特典:YouTubeは、チャンネルの広告配信機能、収益の獲得機能、YouTube Partner Programからのチャンネル削除を行う可能性がある、またその中にはクリエイターサポートやYouTube Spacesへのアクセス禁止も含まれる。
  3. ビデオ推奨:YouTubeは、YouTubeのホームページ、トレンドタブ、または次はこちらなどの、YouTubeで推奨される資格を、チャンネルから剥奪する可能性がある。


これらの変更は、特定のYouTuberに見られるような『悪ふざけや潜在的に不快なコンテンツで満たされた、尖ったビデオ』を排除する方向にシフトチェンジすることを明確に示すもの。


●Chrome 68ではすべてのHTTP接続ページで安全性に関する警告が表示される | スラド セキュリティ

あ、ウチのブログこれだった。


■バラエティーあれこれ

●「吉野家コピペ」17年の時を経てトレンドワードに 生みの親に聞く

おっさんホイホイ臭がすごくてニヤッとする。


●「だってそこにあったから」噛んでみただけなんだ。いろんなモノをガジガジする猫たち総集編 : カラパイア

甘えてるんだよなー。
ウチの子もこちらの手や顔などをはみはみするけど、肉を食い破る勢いで力を込めることがあって、さすがにそれは叱る。


●シュールすぎて震える。トラに襲われた人が叫び声をあげる、巨大なティプー・スルターンのオートマタ(自動楽器) : カラパイア

なんだこの楽器。不穏過ぎる…。

 これはインドを植民地化しようとしたイギリスに対する敵愾心(てきがいしん)を明白に表わしたものである。


そうか、イギリス憎しの気持ちが込められているのか。伝わる、伝わるよぅ…。


●チェルノブイリの今を赤外線フィルターを通して撮影された写真 : カラパイア

廃墟や荒野の風景に安心感を覚えるのはなぜなんだろう。人がいないからだろうか。自分を攻撃する可能性のある他者の存在を感じないからだろうか。


●人外を愛する女性、電卓と破局後、結婚したいほど恋した相手はゲームの「テトリス」だった(アメリカ) : カラパイア

どこそこで取り上げられたニュースだけど、こちらのエントリーでは画像多め。


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平成28年熊本地震に被災しました。今は元気です。

最近自分がアスペルガー症候群(AS)の特性が強いことがわかりました。

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